荒川サイクリングロードを走ってみる
目次
- 荒川サイクリングロード
- 予定コース
- 往路
- 10:25 足立小台駅 スタート
- 11:00 小松川運動公園 休憩・水分補給
- 11:15 新小松川橋 左岸へ
- 11:40 荒川中洲南端 荒川左岸は中川との合流地点で行き止まり
- 12:15 中川河口
- 12:20 葛西臨海公園 到着
- 12:30 昼食
- 復路
- 14:40 葛西臨海公園 出発
- 15:30再び右岸へ
- 16:10 足立小台駅 到着
- 『荒川サイクリングロード』を走ってみて
荒川サイクリングロード
以前の記事で、「東京の東側は平坦で自転車での移動が快適だ」と書きました。
今回は、実際に自転車で走って見たいと思います。
今回はまずルートありきで行程を決めたいと思います。
自転車愛好家の間で『荒川サイクリングロード(荒サイ)』と呼ばれるルートを走りたいと思います。
この『荒川サイクリングロード』ですが、『サイクリングロード』というのは主にサイクリストが勝手にそう名付けた、いわば通称です。
河川の管理用の道路を一般に開放したものであり、自転車専用道路として位置付けられたものではありません。
他の歩行者や河川敷施設の利用者も多く利用する場所ですので、自転車の通行に際しては『徐行(目安としては20km/h以下)』が求められます。
この記事では便宜上、通称である『荒川サイクリングロード』と呼びたいと思います。
予定コース
荒川区はその名称に反して、実は荒川と接していません。
(この経緯についてはまた機会があれば書いてみたいと思います。)
そこで、スタート地点は荒川サイクリングロード沿いの日暮里・舎人ライナー『足立小台駅』にしました。
『足立小台駅』から、主に荒川右岸の荒川サイクリングロードを進み、荒川・中川の河口にある『葛西臨海公園』で折り返して、帰りは主に左岸を『足立小台駅』へと戻りたいと思います。
往復で、およそ40kmの行程となります。
往路
10:25 足立小台駅 スタート
10:25 足立小台駅 スタート
この日は8月のお盆明け。
朝から気温も高く、照りつける日差しも強く、自転車には過酷な条件ですので、意識的に休憩と水分補給したいと思います。
足立小台駅からすぐに目の前の『荒川サイクリングロード』へと入ります。
平日ということもあり、『荒川サイクリングロード』にはそれほど往来はありません。
見通しの良さもあり、この環境ですと、ロードバイクがスピードを出したくなるのもわかる気がします。
が、ルールはルール、20km/h以下を厳守して走って行きます。
写真で見ると天気も良く、気持ち良く走っているように見えるかもしれませんが、実際は猛暑の中、かなり過酷な状況で、頻繁に水分補給をしていました。
右岸は、比較的それぞれの自治体によって運動場や公園などが設置・整備されており、抜けの良い場所が続くため、猛暑の中でも風を感じられることにかなり助けられました。
11:00 小松川運動公園 休憩・水分補給
まだ出発からおよそ30分ほどしか経過していませんが、頻繁に水分補給するため、水筒が空になってしまいました。
いったん自転車を停め、公園で水を補給します。
足立・隅田・江東の右岸『荒川サイクリングロード』沿線は、このように水道が至る所に設置されているため、水の補給には事欠きません。
5分ほど休憩して再び乗り出します。
11:15 新小松川橋 左岸へ
新小松川橋で渡り、荒川左岸に移ります。
左岸と言っても、荒川と中川が並行して流れる間にある、中洲です。
この中洲を下っていきます。
中洲に渡って間も無く、歓声とエンジン音が聞こえてきました。
中洲の左側、中川にある『江戸川ボートレース場』です。
競艇って河川で行われるものなんですね。
対岸から見るボートレースは長閑な雰囲気でした。
11:40 荒川中洲南端 荒川左岸は中川との合流地点で行き止まり
中洲の南端は行き止まりでした。
うっかり中洲の端まで来て、ようやく自転車は渡れない事に気づきました。
写真の左から中川、右から荒川が、この目の前で合流しています。
ここで合流した後の川は、一応地理的には『中川』になるようです。
遠くに河口も見えます。
地図で確認すると2kmほど先で海に流れ込むようです。
もう目の前に『葛西臨海公園』の観覧車が見えますが、Uターンです。
行ってこいで3km程の遠回りになってしまいました。
12:15 中川河口
ちょっと、途中寄り道して、河口に辿り着きました。
写真を撮るため、反対車線にいますが、このカーブを曲がると『葛西臨海公園』へと入っていきます。
12:20 葛西臨海公園 到着
『葛西臨海公園』に入ると、道は途端に鬱蒼とした林の中に入っていき、一気に気温が下がります。
緑の偉大さを感じます。
12:30 昼食
折り返し地点で昼食にします。
平日ですが、公園内はたくさんの人出がありました。
ここまで、片道20km(+Uターン)を2時間弱とのんびり走ってきました。
おそらく、実走行は23km、1時間30分程。
巡航速度16km程度と、のんびり走行です。
強度的にはかなり軽い運動ですが、如何せん暑い!
復路は一番暑い時間帯を避けるため、ちょっと長めに食事休憩にします。
復路
14:40 葛西臨海公園 出発
未だ全く暑さは和らぎませんが、そもそもこの時期に暑さの和らぐ時間帯なんてありません。
日差しのピークをすぎたので再出発です。
往路の右岸と違い、左岸は中洲。
水の補給ができる場所も、少なくとも『葛西臨海公園』から『四ツ木橋』の区間では、ほぼ見かけませんでした。
(葛西臨海公園で水補給は充分にしていたので、あまり水道は意識していませんでした。見逃していただけかもしれません。)
まあ、中洲ですから仕方ないのかもしれませんが、抜けの良い公園や運動場などは無く、あまり代わり映えのしない景色が続きました。
復路は川を上っていくため、なんとなく登りの意識があったのですが、この区間では全く傾斜を体感することはありません。
(往路でも下っている感覚は全くなかったので、当然ですが。)
その点では、自転車で快適です。
15:30再び右岸へ
景色に若干退屈したのと、この先で荒川が大きく西にカーブしていく内回りに入る意味合いもあって、葛飾の『ハープ橋』を過ぎた辺りで再び右岸に渡る事にしました。
16:10 足立小台駅 到着
右岸へ渡ってからは往路と同じ道を逆に辿り、再び午前中にスタートした『足立小台駅』へと戻りました。
復路は20kmを1時間半。
休憩は一度10分程で、あとはほぼノンストップでしたので、やはり巡航速度16km程度。
印象通り、登りの影響はほぼ皆無と言えそうです。
1時間ちょっとの走行であれば、一定のペースで走り切ってしまった方がかえって楽なのかもしれません。
ただ、繰り返しになりますが、自転車専用道路ではない『荒川サイクリングロード』では周囲の状況に注意を払いながら、スピードを調整しながら走る必要がありますので、高速での巡航は求めてはいけません。
いつでも停止できる『徐行』で通行しましょう。
『荒川サイクリングロード』を走ってみて
実際に走ってみた感想を列挙してみます。
- 平坦な道を自転車で走るのは本当に快適
- のんびり走るならベストルート
- 往復40kmは移動と考えても無理がない距離(むしろサイクリングとしては物足りないくらい)
- 高速巡航には不向き(そもそもルール違反)
- 夏は日差しを遮るものが少なく非常に暑い
当初の予想よりも、運動量としては軽かった一方で、夏場は暑さで消耗するといった印象でした。
また、今回はほとんど無風の中でのサイクリングでしたが、風があった場合、その強弱でもかなり印象が変わるかもしれないと思いました。
また、違った季節に走ってみたいと思います。